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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年08月30日
研究報告:米国民のエネルギー使用量が減少、再生可能エネルギー使用量が増加
(ローレンス・リバモア国立研究所より)
米国、カリフォルニア州リバモア発―米国のローレンス・リバモア国立研究所は8月23日、「米国民のエネルギー使用量が全般的に減っており、再生可能エネルギー源の使用が増えている」との調査結果を伝えた。同研究所でエネルギーシステムを分析するA.J. シモン氏が開発したエネルギーフローチャート(原文(英文)のサイトに掲載)で明らかになったもの。これによると、米国における2009年の石炭と石油の使用量は2008年に比べて激減し、風力発電が大幅に増加。天然ガスの使用量も減り、太陽光、水力、地熱による発電が増加したという。
同氏は、「エネルギー使用量は経済活動のレベルに従う傾向があるが、昨年はそのレベルが低下した。同時に、より高効率の電化製品や車によって、さらにエネルギー使用量が減少した」とし、「その結果、国民や企業のエネルギー使用量が、全体的に減少しつつある」と述べている。
米国における2009年のエネルギー使用量は、94.6千兆BTUに相当。2008年の99.2千兆BTUから減少した(BTUは英熱量単位で、1BTUは約1,055ジュール)。家庭、商業、産業、運輸の各部門ともエネルギー使用量が減少したという。一方で、風力発電は、2008年の510兆BTUから700兆BTUに激増した。
シモン氏は、こうした風力発電の伸びについて、「これは非常に優れた奨励策と技術進歩の結果だ」と述べ、2010年以降のプロジェクトに期待する。また、「簡単に言えば、米国民の活動や行動そのものが減りつつあるため、燃料の使用量も減りつつある」とし、炭素排出量の減少も見込んでいる。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100830_1.html
研究報告:米国民のエネルギー使用量が減少、再生可能エネルギー使用量が増加