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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年08月31日
英国:森林による炭素吸収活動に関する保証制度を試験的に導入
(英国森林保護委員会より)
英国森林保護委員会は8月20日、炭素隔離を目的とした植林事業に関する品質保証制度を、試験的に導入することを明らかにした。「ウッドランド・カーボン・コード(Woodland Carbon Code)」という制度を新たに設け、植林事業への一貫した取り組みを促すとともに、潜在的な消費者や投資家に対し、彼らの貢献がどのような効果をもたらすかについて、明確性と透明性を提供する。
同制度の基準に適合するため、炭素隔離を目的とした植林事業は、国の基準に従って、責任のある、持続可能な管理が行われていること、隔離・固定される炭素量を標準的な手法で算定していること、第三者機関による検証を受けていること、炭素吸収の恩恵が確実に得られることを保証する透明な基準を満たしていること、などの条件をクリアしなければならない。
「今や、カーボン・フットプリントの埋め合わせとして、個人や企業に植林への貢献を促すビジネスが数多く存在する。しかし、こうした事業が、自分たちの求めるものを本当に提供してくれるのか、消費者は知りたがっている。この制度は、人々に安心を与えるとともに、国内の植林事業への投資を促すものである」と、同委員会のTim Rollinson委員長は説明する。
同委員会は、6カ月の試験期間中にいくつかの案件を見ながら制度を検証し、2011年初めの本格実施までに、基準と関連ガイダンスの見直しを行う予定。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100831_1.html
英国:森林による炭素吸収活動に関する保証制度を試験的に導入