（英国環境・食糧・農村地域省より）

英国環境・食糧・農村地域省（ＤＥＦＲＡ）の政務次官ヘンリー卿は、８月25日に気候変動による高潮・海面上昇対策のために新しく提案された洪水防止と沿岸保護の視察で、ブラックプール市を訪問した。

ブラックプール市があるフィルド（Fylde）地域の一部は、洪水による被害を受けており、気候変動により、こうした沿岸地域は異常気象や異常潮の影響を受けやすい。

ヘンリー卿は、1,500件の住宅や企業を洪水から守るために開発された新しい革新的な沿岸保護計画が行われている北部のAnchorsholmeを訪れた。また、ノースピアで新しく構築された洪水防止も視察した。

新しい洪水防止はすべて、洪水のリスクを軽減するだけでなく、それぞれの臨海地域を再生し、利用可能な空間を拡大するように設計されている。

ヘンリー卿は、「ブラックプールと世界各地の気候は、すでに大気中に固定された排出量により変化している。気象、海面、沿岸浸食の変化などの影響があるだろう。そうした影響は、ブラックプールの余暇・観光産業や一般家庭と密接な係わり合いがある。ＤＥＦＲＡでは、あらゆる人々が気候変動による影響に備えることができるように取り組んでいる。こうした海岸堤防は、今後数十年間にブラックプールで、深刻な洪水のリスクを著しく軽減させるだろう。」と述べた。

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