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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年09月08日
CDP報告書:世界の運輸企業、温暖化対応に遅れ
(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクトより)
米国、ニューヨーク発―カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)は8月12日、世界の運輸部門に関する初の報告書を発表した。これによると、運輸企業は、温室効果ガスの緩和策や削減目標の設定などで、他部門の企業に遅れをとっているという。
運輸部門は今後大きく成長すると予想されており、石油への依存や、温室効果ガスの増加も懸念されている。現在、運輸部門からの排出量は世界全体の13%を占めている。また、OECD諸国においては、石油消費の60%を占めている。このような状況の中で、今回の報告書は、道路、鉄道、海上、航空運輸などの大手企業291社について調査した。
<主な調査結果>
・排出量削減や低炭素オプションへの投資に関しては、情報を回答した企業は9%にすぎなかった(将来の投資に関しては4%)。
・運輸部門全体の二酸化炭素排出量のうち、80%が道路運輸、13%が航空、7%が海上。
・CDPの質問表に対する運輸企業の回答率は53%(世界の主要企業500社は82%)で、関心の低さが表れた。
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CDP報告書:世界の運輸企業、温暖化対応に遅れ