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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年09月25日
ケンブリッジ大学:「生物多様性を守るには、社会の行動が変わらなければならない」
カテゴリー:生態系
(ケンブリッジ大学より)
英国のケンブリッジ大学は9月9日、主要な環境保護論者が、「生物多様性を守るには、社会の行動が変わらなければならない」と警告していることを報じた。
これは、生物多様性の保護を訴える科学者や保護活動の実践者からなるグループが発行した報告書によるもの。報告書は、同日付けの『サイエンス』誌に掲載された。同グループは、生物多様性に対する見方を根本的に変えるよう提唱しており、「人々が消費の選択と生物多様性の損失との間のつながりを認識しない限り、地球上の生物多様性は減少し続ける」と主張している。
報告書の代表執筆者であり、生物多様性保護を促進する同大学の組織(Cambridge Conservation Initiative)の代表を務めるマイク・ランズ(Mike Rands)博士は、「保護の取組みが世界中で増加しているにも関わらず、生物多様性は減少し続けている。私たちが今後もあらゆる影響を及ぼしていくなら、『生物多様性は、きれいな空気や新鮮な水などの利益をもたらす地球規模の公共財だ』と考え始めることが必須であり、そうした考え方を、政治だけでなく、社会や個人の日々の決断に取り入れていくことも不可欠だ」と語る。
報告書を作成した保護論者らによると、行動の影響は、空間的・時間的な距離を隔てて及ぶことが多い。世界の生物多様性を管轄する組織はないため、このことが効果的な規制を難しくしているという。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100925_1.html
ケンブリッジ大学:「生物多様性を守るには、社会の行動が変わらなければならない」