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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年10月02日
UNEP報告書:「グリーン経済への移行で、ミレニアム開発目標の達成も促進される」
カテゴリー:社会
(国連環境計画より)
ニューヨーク発―国連環境計画(UNEP)は9月20日、ミレニアム開発目標(MDGs:2015年までに貧困を撲滅するため、国際的に合意されている8つの目標※)を達成しようとするなら、クリーンエネルギー、持続可能な運輸、森林、環境配慮型農業への投資が欠かせない、との見解を発表した。
これは、UNEPがグリーン経済とMDGsについてまとめた、同日発行の最新報告書(A Brief For Policymakers on the Green Economy and Millennium Development Goals)の中で明らかにされたもの。
現在、環境の悪化により、妊婦の健康向上や安全な飲料水の提供、飢餓や病気の撲滅などといったMDGsの達成が、各国政府にとってますます困難になっているが、同報告書は、「その一方で、環境の改善が見られている国や自治体もある。賢い投資や、しばしば民間部門の協力が、解決に向けて大きな役割を果たしうる」と主張する。
UNEPのアヒム・シュタイナー事務局長は、「低炭素型で、効率的に資源を利用し、雇用を創出するグリーン経済への移行を加速することは、持続可能な社会に向けての21世紀の課題を達成する鍵となるだけでなく、そのほかのMDGsの達成を大きく促進する可能性もある」と述べている。
※「ミレニアム開発目標」については、国連による以下のサイトを参考に補足した。
http://www.un.org/millenniumgoals/
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101002_1.html
UNEP報告書:「グリーン経済への移行で、ミレニアム開発目標の達成も促進される」