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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年10月04日
家庭の暖房で気候変動を緩和させるには?
(マンチェスター大学より)
英国マンチェスター大学は9月21日付けリリースで、同大学の機械/航空宇宙/環境科学科のパトリシア・ソーンリー博士が執筆した報告書によると、持続可能な木材などのバイオ燃料を使い、近隣住民や地域社会に暖房と温水を供給する地域暖房計画を作成することが、温室効果ガスを激減させるだけでなく、非常にコスト効率が優れていることが示されたと発表した。
英国市民がそのような計画を切望しているかを検証するフォーカスグループはすでに実施されており、大多数の人々が地域分散施設に賛成という結果であった。
暖房需要が極めて安定している場合は、この地域暖房計画によってコストが削減できるが、そうではない場合は、大規模な専用発電所がバイオマスによって温室効果ガスを削減する最もコスト効率の良い方法になる。その場合は、削減炭素単位当たりのコストが小規模な設備の約半分になるからだ。
報告書によると、英国の発電所で木材を使用すれば、温室効果ガス削減量は84%以上、暖房計画を採用すれば94%というさらなる削減が可能となる。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101004_1.html
家庭の暖房で気候変動を緩和させるには?