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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年10月06日
大規模太陽光発電所への雲の影響をモニターする新システム開発
(サンディア国立研究所より)
米国、ニューメキシコ州アルバカーキ発―米国のサンディア国立研究所は9月27日、同研究所の研究者らが、大規模太陽光発電に与える雲の影響をモニターする新システムを開発したと発表した。このシステムで雲の形態、大きさ、動きなどを観測することにより、電力会社は天候の変化で起きる発電量の変動を予測し、それに備えることが可能になる。
現在、ハワイのラナイ島にある1.2メガワットの大規模太陽光発電所「ラオラ・ソーラーファーム(La Ola Solar Farm)」で、予測とモデリングの研究が行われている。発電所の稼働を妨げないようにして、24個の小型センサーを太陽光パネルに接続し、データの送信には無線通信ネットワークを利用している。これにより、雲の方向や、被覆状態など、これまでにない詳細なデータが入手できる。
この研究成果は今後、発電所建設予定地の出力予想や変動を評価する方法にもつながるとして、同研究所のジョシュ・スタイン(Josh Stein)氏は、「候補地にセンサー・ネットワークを設置して、一定期間の測定を行えば、発電量の変動を予測することも可能になるだろう」と述べている。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101006_1.html
大規模太陽光発電所への雲の影響をモニターする新システム開発