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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年10月07日
NOAA、カリブ海におけるサンゴの白化を警告
(米国海洋大気庁より)
米国海洋大気庁(NOAA)は9月22日、2010年のカリブ海は、サンゴの白化が発生する可能性が高いと発表した。同庁のサンゴ礁監視システム(Coral Reef Watch; CRW)によると、カリブ海の広い範囲で、海面水温が平年を上回る状態が続いており、カリブ海の南部と南東部では、10月まで白化が起きる可能性が高いと警告している。
2005年には、カリブ海の多くの海域で、サンゴの80%以上が白化し、40%以上が死滅する被害が出たが、今回は当時に匹敵する深刻な事態が予測されている。すでに、カリブ海の数カ所で白化の報告があり、世界のほかの海域からも、深刻な白化現象が報告されている。
カリブ海南東部の大部分、およびメキシコ湾西部とバハマ諸島の南部で、サンゴの白化を引き起こしうる熱ストレスが生じているという。サンゴの白化が長期的に続くと、サンゴの死滅を招き、サンゴ礁で暮らすさまざまな海洋生物の生息域が失われていく可能性がある。
「CRWの早期警戒予報は、サンゴ礁管理者に白化現象への準備を促す上で不可欠なもの。管理者はサンゴの白化をすぐには止められないが、早期警戒予報が出れば、現象を観察する時間が持てる。つまり、白化がサンゴ礁に及ぼす直接的・二次的影響をより詳細に調査できる」と、国立海洋保護区の南東地域ディレクターを務めるビリー・コージィ氏は語る。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101007_1.html
NOAA、カリブ海におけるサンゴの白化を警告