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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年10月11日
シンガポール:スマートグリッド導入に向けた実験事業、設計・実施主体決定で始動へ
(シンガポール・エネルギー市場監督庁より)
シンガポールのエネルギー市場監督庁は9月27日、国内のスマートグリッド導入に向けた重要な一歩となる「インテリジェント・エナジー・システム(IES)実験事業」の設計・実施主体に、技術サービス企業のアクセンチュアを選定したと発表した。
同事業は、南洋工科大学、ジャランバハルにあるクリーンテックパーク(CleanTech Park、国内初のエコ・ビジネス団地)を含む一般世帯、企業、工場等4,500の顧客を対象に、二段階で実施される。今年から2012年までの第一段階での焦点はIESのインフラ整備で、スマートメーターと通信システムの設置が主となる。2012年から2013年までの第二段階では、設置されたスマートメーターや通信システムを通したスマートグリッドの活用が焦点となる。
IESは、電力消費量のリアルタイム・モニタリング、エネルギー使用の計画・管理といった便宜を顧客に提供できるほか、国内電力システムの能力強化やネットワーク効率化にも役立つ。また、IESによって太陽光パネルや小型熱電併給設備といった分散・間欠型の発電源を電力網に組み込むことも容易になる。
実験事業の予算総額は3,000万ドルで、シンガポール政府とシンガポール・パワーが共同出資する。
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シンガポール:スマートグリッド導入に向けた実験事業、設計・実施主体決定で始動へ