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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年10月18日
EC環境委員会、「30%排出量削減はEUの経済成長を促す」
(欧州議会より)
欧州議会の環境委員会は10月5日、欧州連合(EU)が、2020年の二酸化炭素排出量目標を1990年比30%に引き上げることは、自らの経済的な利益のための行動であるという決議を採択した。同決議では、11月29日から12月10日まで、メキシコのカンクンで開催される「国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)」を進めるために不可欠なものとして、途上国への気候対策援助の責任も強調されている。
環境委員会のヨー・ライネン委員長は、「EUは、気候の保護でリーダーにならなければ、経済成長で負け組になるだろう。EUは、排出量削減目標を30%に引き上げることによって自分たちに利益をもたらし、脆弱な途上国への財政的責任を負うために行動しなければならない。今日の環境委員会の決議は、地球温暖化の目標をわずか2℃ではなく、1.5℃以下にする必要性を指摘している。」と述べた。
今回の決議は、環境委員会で、賛成35、反対20、棄権1で採択されたが、10月末には、欧州議会全体で投票が行われる。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101018_1.html
EC環境委員会、「30%排出量削減はEUの経済成長を促す」