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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20101019

カメとジュゴンが気候変動のリスクにさらされている

カテゴリー:気候, 生態系

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(オーストラリア研究会議・サンゴ礁研究の中核的研究拠点より)

カメとジュゴンの主な生息地である、グレートバリアリーフ北部およびトレス海峡地域は、人間活動による気候変動の影響で高まる圧力に直面している--10月8日、オーストラリア・キャンベラで開催されたサンゴ礁に関するシンポジウムで、オーストラリア研究会議・サンゴ礁研究の中核的研究拠点(ARC Centre of Excellence for Coral Reef Studies)のMariana Fuentes博士が警告した。

Fuentes博士は、同地域に生息するアオウミガメ、タイマイ、ヒラタウミガメ、ジュゴンを管理するための優先事項を検証している。カメは特に、孵化成功率の低下、産卵場所の喪失、砂浜の温度上昇といった気候変動の影響を受けやすく、今後は繁殖数が減り、子ガメの性比が著しく変化する可能性があるという。ジュゴンもまた、主な食料源である海草が影響を受け、繁殖数の減少や死亡率の増加につながる可能性があるという。

Fuentes博士は、カメとジュゴンを気候変動の影響から守るため、短期的かつ長期的な幅広い対策を講じることが重要と指摘。具体的には、彼らが現在受けているマイナスのストレスを減らすこと、(産卵場所を日影にする、海浜植生を復元する、砂を埋め戻すなどして)生息地を積極的に変えていくこと、将来の避難場所に最適と思われる地域を保護することなどを提言している。

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この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101019_1.html
カメとジュゴンが気候変動のリスクにさらされている

 
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