本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年10月23日
エール大学調査:「米国人の多くは、気候変動が起こる理由を理解していない」
カテゴリー:社会
(エール大学より)
米国のエール大学は10月15日、米国人の63%が「温暖化は起こっている」と考えているが、多くがその理由を理解していないと報じた。同大学の研究者が、18歳以上の米国人2,030人を対象に、気候変動に対してどのような知識を持っているかを調査して明らかになったもの。
調査によると、温室効果が何かを知っている人は57%、二酸化炭素が地球表面の熱をとらえることを理解している人は45%にとどまり、ちょうど半数の50%が「温暖化の主な原因は人間の活動」だと理解していた。
また大多数の人が、「オゾンホールとエアロゾルのスプレー缶が温暖化を引き起こしている」と間違って解釈しており、75%の人が、海洋の酸性化やサンゴの白化現象といった温暖化関連の問題を一度も耳にしたことがないと答えた。
一方で、米国人は「自分が理解不足」だと認識していることも確認された。気候変動について「十分に情報を得ている」と思う人は10人に1人にすぎず、この問題について「もっと知りたい」と考えている人は75%にのぼった。
調査チームの代表、Anthony Leiserowitz氏は、「今回の調査で、米国人には、温暖化の原因、影響、解決法についてもっと学ぶ必要があることが実証された」と語っている。
DSR指標= DSR指標とは?
この記事のURL
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101023_1.html
エール大学調査:「米国人の多くは、気候変動が起こる理由を理解していない」