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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年10月27日
気候変動への脆弱性調査:インドなど成長を見込まれるアジアの一部でリスク高い
カテゴリー:経済
(メイプルクロフト社より)
グローバルリスク分野のコンサルタント企業メイプルクロフト(Maplecroft)社は10月21日、今後30年間の気候変動に対する各国の脆弱性をランク付けした「気候変動に対する脆弱性指標(CCVI)」の最新結果を発表した。
170カ国を対象にしたこの分析では、16カ国が「非常に高いリスク」があると評価されている。この中には、リスクの高い順に、バングラデシュ(1位)、インド(2位)、フィリピン(6位)、ベトナム(13位)、パキスタン(16位)、などアジアの新興経済国として大きな成長が予想され、世界の経済回復に貢献するとみられる国々が含まれている。
同社の主席環境アナリストのマシュー・バンス(Matthew Bunce)氏は、「これらの国々は、多くの多国籍企業から投資を呼び込んでいるが、今後30年間に気候変動に対する脆弱性は高まるだろう」と述べ、「予期せぬ変化に対する企業の投資を対応力のあるものにするには、気候変動への脆弱性を理解することが助けになる」と語る。
リスクが最も低いとされた国はノルウェー(170位)で、それに続くのは、フィンランド(169位)、アイスランド(168位)など。一方、中国(49位)、ブラジル(81位)、日本(86位)などは、「高リスク」と評価されている。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101027_1.html
気候変動への脆弱性調査:インドなど成長を見込まれるアジアの一部でリスク高い