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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年10月28日
トンガ:気候変動影響を評価するソフトウェアを導入
(太平洋共同体より)
太平洋共同体(SPC)は10月15日、ドイツ技術協力公社(GTZ)、太平洋島嶼地域における気候変動に対する適応プログラム(Programme on Adaptation to Climate Change in the Pacific Island Region)の支援を通じ、トンガ政府に気候変動影響を評価するソフトウェアが導入されたと伝えた。
10月4日から6日までの3日間、新たに導入されたソフトウェア、"TongaSimCLIM"
の操作方法に関する講習会が、トンガ政府の技術系職員向けに開催された。講習では、トンガの気候変動影響を分析・評価するアプリケーションに焦点が当てられた。このソフトウェアは、トンガのいくつもの島に合わせて、解像度30mの数値標高モデルを用いるなど、特別な設計が施されている。
"TongaSimCLIM"による海面上昇シミュレーションは、垂直地殻変動を伴う海面上昇という地域傾向を踏まえた、唯一の気候影響アセスメントツールである。トンガの検潮所では、9.21mm/年の海面上昇が観測されている一方、衛星観測データは、6.29mm/年の上昇を記録していることから、検潮所の周辺地域は、2.92mm/年の割合で水没しているとの結論が示された。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101028_1.html
トンガ:気候変動影響を評価するソフトウェアを導入