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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20101029

ニューヨーク市、「涼しい屋根イニシアチブ」で約9万平方メートルの屋根を白く塗装

カテゴリー:エネルギー, 技術, 政治, 社会

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(ニューヨーク市より)

米国のニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長ほか職員は10月13日、同市の「涼しい屋根(Cool Roof)」プログラムの一部として、太陽からの熱を反射するために屋根を白く塗装した。同日、白く塗装された屋根の面積は約9万平方メートルに達した。

ブルームバーグ市長が必要な分野でボランティアを募るために行っている包括的なイニシアチブの「ニューヨーク市への奉仕(NYC Service)」によって、過去1年間で1,500人以上のボランティアが、同市の建築規制局の支援を受けながら、冷房費用、エネルギー使用量、温室効果ガス排出量を削減するために、屋根に白い反射塗装を施した。

ブルームバーグ市長は、「私たちの市では、NYC Serviceを通して素晴らしいボランティア精神を活用し、そのエネルギーを、市のカーボンフットプリント削減など、政府が単独では解決できないいくつかの難題への取り組みで利用している」と指摘しながら、「このプログラムの1年目にこれほどの成功を収めることができたのは、1,500人のボランティアの皆さんと17社の企業のおかげ」と感謝の意を表した。

白の反射塗装が施された屋根は、従来の暗色の屋根よりも熱の吸収率が80%少ない。暑い日には、屋根の温度を34度、室内の温度を6~11度下げることができる。涼しい屋根に変えることで節約される費用は、建物によって異なるが、自分で塗装できることから人件費がかからないため、エネルギー使用量の削減により通常は3年後に元が取れる。冷房費用の削減は、1階建ての建物で50%、2階建てで25%、5階建てで10%が可能。また、涼しい屋根ならば、屋根の寿命も5~10年伸びるという。

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この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101029_1.html
ニューヨーク市、「涼しい屋根イニシアチブ」で約9万平方メートルの屋根を白く塗装

 
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