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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年11月05日
EU:風力エネルギー開発と生物多様性保全のためのガイドライン発表
(欧州連合より)
ベルギー、プリュッセル発―欧州連合(EU)の欧州委員会は10月29日、エネルギー開発と生物多様性政策を両立させるため、EUの自然保護地域ネットワーク「Natura 2000」における風力発電開発のガイドラインを発表した。
Natura 2000は、EUの生物多様性政策の中核となるもので、2020年までに生物多様性の損失を阻止するという目標に向けた重要な施策の一つ。1992年の「生息地指令」に基づいて設立され、加盟27カ国の約2万6000カ所から成るエコロジカル・ネットワークとなっている。
一方、EUは、2020年までにエネルギー消費量全体の20%を再生可能エネルギーにするという目標を設定しており、風力エネルギーはこの目標達成に重要な役割を果たす。しかしながら、風力発電所の設置場所や設計が適切でないと、絶滅が危惧されている生物種や生息地に悪影響を及ぼす可能性がある。
風力エネルギー開発とNatura 2000保護地域における生物多様性保全との間の衝突を避けることを目指した今回のガイドラインは、戦略的な計画立案の重要性と、新規開発の際の綿密で適切なアセスメントの必要性を強調している。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101105_1.html
EU:風力エネルギー開発と生物多様性保全のためのガイドライン発表