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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年11月09日
英国:農家の温室効果ガス排出量削減を助ける研究に投資決定
(英国環境・食糧・農村地域省より)
英国のJim Paice農業大臣は11月3日、国内の農業がどのように気候変動を助長するのかをより理解するために、環境・食糧・農村地域省(Defra)と地方政府(Devolved Administrations)から1,260万ポンドを投資すると発表した。
英国では、農業による温室効果ガス排出量が、国内総排出量の約8%を占める。しかし農業による排出量の測定方法には、異なる農法間の違いや、温室効果ガス排出量を削減するための革新的な方法と新政策がもたらす効果が考慮されていない。今回の投資をもとに行われる研究は、そうした違いを理解する助けとなり、農業従事者には、より効果的に排出量削減に取り組んでいくために必要な証拠を提供するものとなる。
今回決定した1,260万ポンドは、4年半にわたり一連の研究プロジェクトに投資される。研究では、「ある作物に対して、異なる時期に施肥すると亜酸化窒素の排出量が減る」、「農業のしくみが異なると、ほかの品種よりもメタンの排出量が少なくなる品種の家畜がある」といったようなことが明らかにされる可能性があるという。
投資の第一段階では、データの管理や新たなモデル作成、さまざまな農法や農業ビジネス構造におけるメタン排出量と窒素排出量の区別といった作業を通じ、現在の排出要因をより正確に把握し、解決していくことに焦点を絞る予定。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101109_1.html
英国:農家の温室効果ガス排出量削減を助ける研究に投資決定