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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年11月14日
研究報告:情報・通信業界の収益性にとって鍵はグリーン技術
(ライス大学より)
米国のライス大学は10月11日、情報・通信技術(ICT)業界が今後10年間で新たな省エネ技術を採用しなければ、炭素排出量に制限した場合、世界経済の拡大に貢献できなくなるという深刻なリスクを冒す、と結論付ける研究報告を発表した。
同研究によると、ICT産業による米国での二酸化炭素(CO2)排出量1キログラムあたりの経済産出高は、2009年に約2ドル83セントであったが、このまま何もしなければ、2020年には約1ドル6セントにまで下がるという。
また、ICT産業が従来通りのやり方を続けた場合、2009年に全世界のICT産業から排出される炭素量の48.5%を占めたデスクトップPCやラップトップPCに関わる世界の炭素排出量は、2020年までに現在の4倍に、データセンター、ゲームのコンソール、携帯電話に関わる排出量もそれぞれ3倍以上になるという。
「温室効果のある炭素排出量をめぐる懸念が世界的に拡大する中、CO2排出量1キログラムあたりの効率を高めるための新技術を探すことがICT業界にとって鍵となる」と、ライス大学のコンピューター科学者、クリシュナ・パーレム氏は話している。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101114_1.html
研究報告:情報・通信業界の収益性にとって鍵はグリーン技術