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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年11月19日
EU:2009年の新車のCO2削減幅、過去最大に
(欧州連合より)
ベルギー、ブリュッセル発-欧州委員会は11月10日、2009年に欧州連合(EU)で販売された新車の平均CO2排出量が前年比で5%減少したと発表した。2000年のモニタリング制度開始以降、最大の削減幅となった。
「このデータは、自動車業界が、2015年の目標達成に向けて順調な進捗状況にあることを示している。目標設定時、期間内の達成は不可能との懸念が聞かれたが、現実には、CO2規制が技術革新の効果的な原動力となり、EUの自動車業界は、競争の最先端を維持している」と、コニー・ヘデゴー気候行動担当委員は語る。
また、2008年には初めて、新車の出力、エンジン排気量、重量がわずかに減少したが、2009年はこの傾向が加速した。経済危機に加え、一部の加盟国で導入された新車買い換え支援策(scrappage scheme)、低燃費車開発への需要の高まりなど、複数の要因が関係しているとみられる。
EUでは今後、域内で登録される新車のCO2排出量を、1km走行当たり130g以下とする規制を段階的に実施する。2012年には、65%の低排出車の平均排出量を、2015年からは、すべての車種の平均排出量を規制対象とする。
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EU:2009年の新車のCO2削減幅、過去最大に