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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年12月03日
研究報告:世界のCO2排出量、2010年には再び増加に転じる予想
カテゴリー:経済
(エクセター大学より)
英国のエクセター大学は11月22日、世界の二酸化炭素(CO2)排出量は減少への兆しが見えず、2010年には再び記録的なレベルに達するかもしれないとする研究結果を伝えた。この研究は、エクセター大学が中心となって行ったもので、地球科学分野の学術誌Nature Geoscienceに同日発表された。
研究によると、2009年の世界のCO2排出量は金融危機の影響で減少したものの、前年比でわずか1.3%減にとどまり、想定されていた減少幅の半分以下であった。先進国では金融危機の影響が大きく、排出量の大幅削減につながったが、新興国では活発な経済活動により排出量が増加した(中国:+8%、インド:+6.2%)。
この研究の推定では、もし経済が予想通りに進展すれば、2010年の世界の化石燃料からの排出量は3%以上増加するとしており、2000年から2008年に見られた高い増加率に近づく値になるという。
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研究報告:世界のCO2排出量、2010年には再び増加に転じる予想