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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年12月04日
2009年温室効果ガス排出量、産業革命以前から最大に
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(世界気象機関より)
世界気象機関(WMO)は11月24日、二酸化炭素やメタンなどの主要な温室効果ガスが、産業革命以前から現在までで最高レベルに達したと発表した。WMOの2009年版温室効果ガス年報(2009 Greenhouse Gas Bulletin)によるもので、同年報は、地球温暖化により北極圏からのメタン排出量がさらに大きくなる可能性があることも強調している。
年報によると、1990年から2009年の間に大気中の二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素が増大したことで、大気中に長くとどまるすべての温室効果ガスの放射強制力が計27.5%増加した。
WMOのミシェル・ジャロー事務局長は、「今後の気候変動において、北部の永久凍土層や湿地からのメタン放出は大きな懸念であり、徹底的な研究と観測の対象となりつつある」と話す。
1750年以来、二酸化炭素は38%、メタンは158%増加した。メタン増加の原因の6割が、家畜の飼育、米の栽培、化石燃料の開発、ゴミの埋め立てなどの人間活動、あとの4割が湿地など自然界からの放出だという。また、急速な温暖化と永久凍土層の融解により、さらなる温暖化を招く大量のメタンが大気中に放出される可能性がある。
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2009年温室効果ガス排出量、産業革命以前から最大に