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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年12月06日
IEA報告書:「世界のエネルギーシステムの転換を加速するには、さらに強固な行動が必要」
カテゴリー:エネルギー
(国際エネルギー機関より)
英国、ロンドン発―国際エネルギー機関(IEA)は11月9日、コペンハーゲン合意と、「化石燃料への助成金を徐々に撤廃していく」という20カ国・地域(G20)間の合意は重要な前進である一方、「こうした動きでは、真の持続可能なエネルギーシステムに向かうのに程遠い」と報じた。IEAの最新の年次報告書「世界エネルギー展望」(WEO:World Energy Outlook)の発行に寄せ、IEAの田中信夫事務局長が同日語ったもの。
田中事務局長は、「エネルギー界はかつてないほど不安定な状態に陥っている」と話す。経済回復力が今後数年間のエネルギー市場発展の鍵を握るが、今回のWEOでは、各国政府の行動が、長期的なエネルギーの将来を形作る技術やエネルギーサービスの価格、最終消費者の行動に及ぼす影響が実証された。
今回のWEOで使用したシナリオは、世界各国が発表している政策の約束や計画を幅広く考慮したもの。このシナリオによると、世界の一次エネルギー需要は2008年から2035年までで36%増加、年平均では1.2%の増加となるという。また、化石燃料が依然としてエネルギーの主流であり続けることも判明。再生可能エネルギーや原子力への傾向が強まるものの、石油は2035年までエネルギーミックスの主要燃料のままだという。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101206_1.html
IEA報告書:「世界のエネルギーシステムの転換を加速するには、さらに強固な行動が必要」