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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20101209

農村地域のエネルギー効率・再生可能エネルギーへの投資が、貧困を緩和し、温室効果ガス排出量を削減する

カテゴリー:エネルギー, 政治, 社会, 経済

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(カリフォルニア大学バークレー校より)

米国カリフォルニア州バークレー発―米国カリフォルニア大学バークレー校の11月25日付けリリースによると、同校の研究者チームは、ニカラグアの農村地域でのクリーンなエネルギーの開発イニシアチブにおいて、炭素排出量と農村部の貧困層のエネルギー経費を同時に削減するために、途上国が講じることが可能な、費用効果的な手段があることを証明した。

11月26日付けの「サイエンス」誌で発表された今回の報告によると、同校の大学院生のクリスチャン・E・カシージャス氏とダニエル・M・カメン教授は、ニカラグアのエネルギー鉱山省と非営利団体のblueEnergy(サンフランシスコ)が、同国のモスキート海岸にある172戸のコミュニティで炭素排出量とエネルギー費用を削減するために実施した簡単な手段について分析した。

カシージャス氏によると、オリノコとマーシャルポイントの村々の家庭は、国の送電網と接続されておらず、電力をディーゼル発電機で賄っている。これまでは、所有する家電製品に準じて電気代が請求されていたが、昨年、政府が各家庭に電力量計を設置したところ、エネルギー使用量は28%減少した。

その後、blueEnergyは政府と協力して、村民が白熱灯2個を効率のよい小型電球型蛍光灯(CFL)と交換できる、エネルギー保全キャンペーンを実施したところ、各家庭のエネルギー使用量は平均でさらに17%減少した。

カシージャス氏は、「温室効果ガス排出量を削減するために最も簡単にできることとして、まず農村地域に目を向けるべきだ。少なけれど安価で炭素を削減できる」と述べた。

また、カメン教授は、今回の研究報告が「ハードウェアを普及させようとするだけでなく、エネルギー解決策を考案する」後押しとなることを望んでいると述べた。

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この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101209_1.html
農村地域のエネルギー効率・再生可能エネルギーへの投資が、貧困を緩和し、温室効果ガス排出量を削減する

 
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