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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年12月13日
UNDP活動:バングラデシュの沿岸地帯をマングローブ林に
(国連開発計画より)
国連開発計画(UNDP)は11月29日付けのリリースで、バングラデシュの国政府や地方自治体とともに、同国南部の沿岸地帯にマングローブを植林していることを伝えた。
バングラデシュは、網目状に大きく広がる河川や広大で低い平地のおかげで、土壌が肥沃である一方、洪水による浸食や干ばつ、暴風雨の対象にもなっている。そのため、沿岸部を自然の植生を生かした緑地帯にすれば、深刻な天候下や、ますます頻発する致命的なサイクロンの発生時でも、生死を分けるほどの効果がある。特にマングローブ林は、根が複雑に絡み合うため、そうした災害を防ぐには不可欠だ、としている。
この植林プログラムでは、地元住民にマングローブの苗床と森林の管理方法を教え、その作業代金が支払われている。2010年末までには5,000世帯が収入を得ることになる見込み。
バングラデシュは、気候変動により、海面上昇や暴風雨の増加などの影響が出ている多くの国の一つ。持続可能なエネルギーやきれいな水、生産力のある土地は、貧困の軽減に必須である。また、現在の温室効果ガス排出量が減少に転じなければ、気候変動の影響で何十億もの人々が食糧や飲料水を入手できず、生計が成り立たなくなる。UNDPは、途上国の気候変動への取組みを援助するため、助言や技術支援を行っている。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101213_1.html
UNDP活動:バングラデシュの沿岸地帯をマングローブ林に