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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年12月18日
欧州の豪雪、気候災害に対する備えの必要性を浮き彫りに
(国連より)
国連事務総長特別代表(防災部門)マルガレータ・ワルストロム氏は12月13日、最近、欧州の都市で機能停止を引き起こした豪雪は、予測不可能な気候パターンに対処するための準備が不十分であることを示しており、異常気象に迅速に対応できるような、さらなる努力を呼びかけた。
ワルストロム氏は、「欧州各国の気象庁は警告発令に成功したが、備えは予測に勝る。完全で効果的な早期警告システムを実現するためには、計画担当者が的確に対応できるように、直面するリスクを理解しなければならない」と述べた。
12月初旬にフランスと英国の一部を襲った豪雪により、通勤通学者は車内で身動きが取れない状態が何時間も続いた。ジュネーブ、パリ、ロンドン、ベルリンなどの多くの都市では、10~20センチの積雪で空港が閉鎖された。欧州全域において、多数の家庭で停電が発生した。
ワルストロム氏は、国連の国際防災戦略(ISDR)などが5月に開始した、「災害に強い都市の構築(Making Cities Resilient)」キャンペーンに触れながら、「地域の当局には、それぞれの地域社会特有のリスクを認識するように奨励している」と述べた。150を超える都市が同キャンペーンに参加している。
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欧州の豪雪、気候災害に対する備えの必要性を浮き彫りに