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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年12月21日
気候変動パーフォーマンス・インデックス2011:ブラジルが首位を維持
(ジャーマン・ウォッチより)
メキシコ、カンクン発―ジャーマン・ウォッチ(Germanwatch)と気候行動ネットワークヨーロッパ(CAN Europe)は12月6日、気候変動パーフォーマンス・インデックス(CCPI)を発表した。第6回目となるこのCCPI 2011は、排出量の多い57カ国を対象に、その排出量と気候変動政策に基づいて評価を行い、ランク付けしている。
CCPI 2011のランキングでは、評価の高い順に、ブラジル(4位)、スウェーデン(5位)、ノルウェー(6位)となった。今回もまた、1位から3位に該当する国はなかった。昨年のCCPIで、ブラジルが途上国として初めて首位の座(4位)に着いたが、今年もその地位を維持している。
世界最大の排出国である中国と米国は、前回から数ランク下がり、中国が56位、米国が54位となった。中国は最近、再生可能エネルギー関連などの気候変動政策で進展が見られ、風力エネルギー投資では世界をリードする存在になっている。
しかしながら、CCPIの評価では、政策よりも排出量に重点が置かれているため、今回の中国の順位は、全体的な排出量傾向に基づき、昨年よりも低下した。中国の気候変動政策が確実に進めば、将来的には排出量傾向が下がり、順位の上昇にもつながるとみられる。
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気候変動パーフォーマンス・インデックス2011:ブラジルが首位を維持