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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20101224

報告書:英国の大手企業は、エネルギー効率化を過小に評価している

カテゴリー:エネルギー, 社会, 経済

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(カーボン・トラスト社より)

英国のカーボン・トラスト社は12月13日、新たな報告書『エネルギー効率化の業務(The Business of Energy Efficiency)』を発表し、英国の大手企業では、財務担当役員がエネルギー効率化への投資による財務収益を過小評価しているため、毎年少なくとも16億ポンドの光熱費を無駄にしていると指摘した。

エネルギー効率化事業は、48%の内部収益率(IRR)をもたらす。しかし、同社の調査によると、ほとんどの財務担当役員がIRRを20%以下に見積もっている。実際には、エネルギー効率化への事業投資は、平均で3年以内に回収されており、財務責任者の10人中8人が掲げる投資条件を満たしている。

報告書を作成した、カーボン・トラスト・アドバイザリー(Carbon Trust Advisory)は、企業がエネルギー消費を削減するためのチャンスを生かしきっていない理由として、次の三つを挙げている。

・いくつかの業界では、エネルギー効率化への投資について、より説得力のある論証がなされなければならない。
・エネルギー効率化は、企業の最終利益を押し上げる可能性があるにもかかわらず、多くの組織では、今なお優先度が低いとみなされている。
・テナントビルの場合、テナント側が安い光熱費による利益を得るので、オーナー側にビルのエネルギーを効率化しようというインセンティブが働かない。

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この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20101224_1.html
報告書:英国の大手企業は、エネルギー効率化を過小に評価している

 
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