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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年01月08日
研究報告:イスラエルでの火災、気候変動が地中海に及ぼす典型例
(ヘルムホルツ環境研究センターより)
イスラエル、ハイファ発-ヘルムホルツ環境研究センターは12月8日付けのリリースで、イスラエル北部のハイファ近郊のカルメル山での山火事は、気候変動の典型的な影響で、今後も発生すると予測されるということを示す報告書について述べた。「Israel's National Report on Climate Change(気候変動に関するイスラエルの国家報告書)」と題する同報告書は、イスラエルが気候変動に関する報告書として初めて国連に提出したもの。
執筆者の1人のガイ・ピアー氏は、10年前に他のイスラエルの科学者たちと、イスラエルが受ける気候変動の影響についての知識を照合し、すでに2000年には、予測される気候変動、熱事象、降雨量の減少、晩冬の降雨量の遅れがすべて、激しい森林火災のリスクを高めるだろうと警告していた。
2100年までに気温が1.5度上昇すれば(今では控えめなシナリオ)、砂漠が300~500キロメートル北へ拡大するとモデルでは予測されている。するとカルメル山などで見られる地中海性生態系は、イスラエルから姿を消すことになる。
カルメル山での山火事は、干ばつが8ヶ月続いた後、気温が約30℃の熱波に襲われていたときに発生した。通常は9月か10月に最初の降雨があり、この時期の1日の最高気温は15~20度程度である。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110108_1.html
研究報告:イスラエルでの火災、気候変動が地中海に及ぼす典型例