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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年01月09日
英国:環境特許審査の大幅迅速化で国内環境ビジネスを支援
(英国ビジネス・イノベーション省より)
英国のウィルコックス知的財産大臣は2010年12月28日、「環境技術発明の特許審査の迅速化は、環境ビジネスに真の利益をもたらしている」と語った。英国ビジネス・イノベーション省が同日付けリリースで伝えている。
英国知的財産庁では2010年5月から、環境的利益をもたらす発明の特許申請案件について優先に審査を行う「グリーンチャンネル(Green Channel)」サービスを行っている。この制度を利用すると、通常の申請案件で平均32カ月かかるところ、平均8カ月で特許が付与されるという。5月の開始以来、329件の特許申請案件の審査が優先的に行われた、あるいは行われている最中である。
これまでの受理案件の1/3が省エネに関連する技術だが、自然エネルギー源の利用に関するものからリサイクルや輸送に関するものまで様々な技術の特許が申請されている。今のところ申請が却下されたのは2%のみ。「グリーンチャンネル」サービスは、同様の制度の導入を考えている米国、オーストラリア、韓国等、外国からの注目も集めている。
ウィルコックス大臣は、「低炭素商品に対する需要は世界中で高まっている。英国を環境技術産業の最前線に押し出すことは、国に多大な利益をもたらす」と語っている。
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英国:環境特許審査の大幅迅速化で国内環境ビジネスを支援