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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20110110

地震により漏出する可能性のあるCO2地中貯留は議論が必要

カテゴリー:技術

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(スタンフォード大学より)

米国のスタンフォード大学は2010年12月14日、地球温暖化対策として大量の二酸化炭素(CO2)を地中に隔離貯留することは、小規模な地震を引き起こし、CO2が再び大気に漏れ出てしまう可能性があるとする同大学の地球物理学者マーク・ゾバック(Mark Zoback)氏の研究について伝えた。

同氏によると、大陸の内部には古い断層が縦横に走っており、大量のCO2を注入することで、断層を活発化させる懸念があるという。大規模な地震を起こす大きな断層は事前の選定段階で除外されるが、地上で被害が出ないような小規模な地震でも、地中の岩盤に小さな亀裂を作ることがあり、そこを通じてCO2が漏出する可能性があるという。

同氏は、「私はCO2隔離貯留に決して反対ではなく、隔離貯留にもそれなりの役目がある」としながらも、「私が人々に考えて欲しいのは、これを、温室効果ガス削減戦略の主要要素の一つとすべきか否かである」と語る。

ノルウェーやアルジェリアでは、すでにCO2隔離貯留プロジェクトが進行しているが、今世紀半ばには、このようなプロジェクトが世界中で3,400必要になると同氏は述べ、「私は、この地質学的問題を検討の対象として取り上げてもらうことに関心を払っており、議論が始まることを望んでいる」と語る。

DSR指標= R DSR指標とは?

この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110110_1.html
地震により漏出する可能性のあるCO2地中貯留は議論が必要

 
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