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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年02月13日
ADB報告書:気候変動の影響による移住者に対する配慮が必要
★エダヒロのひと言★ 「温暖化難民」という残念な言葉がどんどん現実性を帯びつつあります。。。
(アジア開発銀行より)
フィリピン、マニラ発-アジア開発銀行(ADB)は2月7日、アジア・太平洋諸国では、気候変動の影響による移住者が今後数年間で大幅に増加するため、各国政府は準備を進める必要があると警告した。3月上旬に新たな報告書、「アジア・太平洋地域における気候変動と移住(Climate Change and Migration in Asia and the Pacific)」を発表する予定。
台風、サイクロン、洪水、干ばつ等により、多くの人が移住を余儀なくされている。昨年だけでも、マレーシア、パキスタン、中国、フィリピン、スリランカで異常気象が発生し、数百万人が一時的・長期的に移転せざるをえなくなった。気候変動で極端な気象が増えるにつれ、こうした事態は加速するとみられている。
「移住者の流れを管理する国際協力メカニズムは、何も設立されていない。保護や支援のスキームは不十分なままで、協力体制も整わず、バラバラの状態である。各国政府と国際社会は、緊急かつ積極的にこの問題に取り組まなければならない」と、報告書は指摘している。
報告書は、アジア沿岸部の巨大都市を含む、気候変動の”ホットスポット”と呼ばれる地域が直面している、特定のリスクを浮き彫りにしている。「貧しく、弱い立場にいる人々ほど、気候変動の影響による移住を迫られるだろう」と、ADB貧困削減・ジェンダー・社会開発課のBart W. Edesディレクターは述べている。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110213_1.html
ADB報告書:気候変動の影響による移住者に対する配慮が必要