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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年02月14日
英国、変わる気候にあわせて、インフラを変える
カテゴリー:エネルギー, 政治, 気候, 法律, 経済, 運輸
★エダヒロのひと言★ 先進国がずいぶん「適応策」に力を入れ始めていますね。削減に努める一方で、どうしても進んでしまう温暖化の影響にどう備えるか、、、
(英国環境・食料・農村地域省より)
英国環境・食料・農村地域省(Defra)は1月28日、気候変動がもたらす潜在的リスクとその解決策を明確にするために、ネットワーク・レール社(鉄道施設に関する投資、サービスの管理を行う)、ナショナルグリッド社(電力・ガス会社)、英国道路庁など、国のインフラを維持する7組織が作成した報告書シリーズの第一弾を発行した。
今回の報告書は、同国のインフラ運営で重要な役割を果たす組織が、気候変動によってもたらされる脅威と機会に備えるために、Defraが気候変動法にもとづいて作成を依頼したもの。
報告書では、例えば、線路と駅と車庫での洪水の増加、高温によって生じる線路の歪み、暑さによる列車の故障、保守点検の妨げとなる悪天候がリスクとして識別された。これらに対して計画されている対策として、ネットワーク・レール社が、沿岸部での洪水防止と優先地点での排水改善に投資しており、各路線について具体的な適応戦略を打ち出す計画をしている。
また、平均気温の上昇と極端な天候の頻繁な発生により道路の劣化が早まり、修理が増え、より高価で頑丈な道路設計が必要になるとも指摘された。これについては、道路構築における基準や仕様の変更によって対応することが可能だと述べられた。
今後1年間には水道施設、鉄道会社、主要空港、港湾当局と経済規制局などの部門による残りの報告書が発行される予定。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110214_1.html
英国、変わる気候にあわせて、インフラを変える