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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年02月27日
国連報告:「2010年の災害による死者数、過去20年で最多」
(国連より)
国連は1月24日、「自然災害において、2010年が過去20年で最も致命的な年であり、よりよい準備をいま整えなければ、今後さらに多くの災害を受けることが予測される」と報じた。
ベルギーのルーヴァン・カトリック大学の災害疫学研究センター(CRED:Centre for Research on the Epidemiology of Disasters)がまとめた年間データによると、2010年は373ほどの自然災害が発生し、29万6,800人以上が死亡、およそ2億800万人に影響がおよび、損害額は1,100億ドル近くにのぼった。国連からは、大きな災害損失を抑制し、災害に強い国や地域共同体を構築することを任務としている国連国際防災戦略(UNISDR)が支援した。
UNISDRの事務局長で、国連事務総長特別代表(防災担当)のマルガレータ・ワルストロム氏は、「昨年の数字はひどいものだが、将来にとっては、ありがたいものと考えることもできる」とし、「今行動を起こさなければ、無計画の都市化や環境悪化が原因となり、さらに多くの災害が起きるだろう。また気候変動などの要因により、天候に関連した災害が今後増加するのは確実だ」と述べた。
データによると、2010年1月12日のハイチ地震では22万2,500人以上が死亡、ロシアの熱波では約5万6,000人の死者が出た。この2つにより、2010年が過去20年で最悪の年になったという。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110227_1.html
国連報告:「2010年の災害による死者数、過去20年で最多」