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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20110305

頻繁で深刻な火災でアラスカの森林が「炭素」生産ラインに

カテゴリー:気候, 生態系

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(ミシガン工科大学より)

米国ミシガン工科大学は2月10日付けのリリースで、気候変動が原因で発生する森林火災によって、アラスカのクロトウヒの森が炭素を貯蔵する場所から発生する場所へと変わり、二酸化炭素排出量が増加するに伴い、将来的な気候変動にも大きな影響を及ぼすことを示す研究について報告した。

「アラスカの森林と泥炭地でのバイオマス燃焼と炭素損失の最近の加速化(Recent Acceleration of Biomass Burning and Carbon Losses in Alaskan Forests and Peatlands)」と題する研究は、学術誌「Nature Geoscience」誌の2011年1月号で発表された。

米国ミシガン工科大学の森林資源・環境科学大学院(School of Forest Resources and Environmental Science)の特任助教で同研究の共同執筆者であるエバン・ケイン氏は、「クロトウヒの増殖以来、アラスカの土壌は大規模な炭素吸収源として機能してきた。しかし、ここ数十年のより頻繁で広範囲に及ぶ燃焼により、これらの森林は、どの火災発生においても、過去に火災が発生していないときに吸収できた量よりも多い炭素を排出している」と述べた。

今回の研究では、アラスカの31カ所のクロトウヒの森林と泥沼地を調査したところ、2000年から2009年の森林火災による年間炭素排出量は、それ以前の50年間の2倍だったことが明らかになった。

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この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110305_1.html
頻繁で深刻な火災でアラスカの森林が「炭素」生産ラインに

 
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