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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20110310

ミシガン州立大教授:「気候変動が食糧の安全に影響を及ぼしている」

カテゴリー:気候, 社会

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(ミシガン州立大学より)

米国、ミシガン州イーストランシング発―米国のミシガン州立大学は2月21日付けのリリースで、「気候変動は既に世界の食糧供給の安全に影響を及ぼしており、行動を起こさない限り、その状況は悪化するだけだ」と報じた。同大学のEwen Todd教授が、米国科学振興協会の年次総会のシンポジウムで述べたもの。

シンポジウムは同教授が企画したもので、気候変動が世界の食糧供給の安全にどれだけ影響を及ぼしているかを討議。この中で、何人かの国内で著名な専門家が、「食糧の安全は既に問題であり、気候変動に立ち向かわなければ悪化するだろう」と警告した。

Todd教授は、気候変動の加速は避けられず、動物性食品や穀物にも関連すると指摘。細菌による影響を例にとり、「気候変動が世界の食糧供給に打撃を与えている例は多い」と述べた。

例えば、ビブリオ菌は通常、暖かい海水中に見られるが、海水温度の上昇に伴って北上している。海水温度が摂氏15度まで上昇した2005年には、アラスカ近くで突然発生した。干ばつや豪雨などの異常気象も世界の食糧供給に影響を及ぼしており、穀物が全滅した地域では、価格高騰などの問題が出ている。また干ばつや飢餓が発生しているところでは、人々が通常よりも長期にわたってわずかな穀物資源を蓄えようとするため、人間の体に病気を引き起こすマイコトキシンも問題になるという。

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この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110310_1.html
ミシガン州立大教授:「気候変動が食糧の安全に影響を及ぼしている」

 
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