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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年03月13日
気候変動により、北米西部のマツが絶滅の危機に
(オレゴン州立大学より)
米国、オレゴン州コーバリス発―オレゴン州立大学は2月28日付けのリリースで、気候変動が原因で、米国西部原産のロッジポールパイン(lodgepole pine)の生息範囲が既に縮小しており、2080年までには太平洋岸北西部からほぼ絶滅する恐れがあると発表した。
同大学の森林学部(College of Forestry)とカナダのブリティッシュコロンビア大学の森林資源管理学科(the Department of Forest Resource Management)の科学者による最新研究で明らかになったもので、カナダ(中には増加が見込まれている場所もある)と北米西部で、現在のわずか17%しか残らないと予測された。研究は、地理的に広範囲にわたる12,600カ所の分析に基づいている。
ロッジポールパインの生態系は、オレゴン州、ワシントン州、ロッキー山脈、カナダ西部など標高の高い場所で広範囲にわたる。イエローストーン国立公園でも多く見られる樹種だが、気温上昇や冬の降水量の減少、雪塊の早い融解、夏の干ばつの多発などにより、その生息範囲には既に影響が出ており、さらに樹を攻撃するキクイムシの侵入も増えているという。
同研究は、こうした影響力が及ぶようになったのは、少なくとも1980年以来のことで、2020年までには太平洋岸北西部での生息範囲が8%減少、その後も継続する気候変動で絶滅が進むだろうとまとめている。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110313_1.html
気候変動により、北米西部のマツが絶滅の危機に