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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年03月22日
2010年、独の再生可能エネルギーの割合は17%へ、雇用は37万人へ増加
(ドイツ連邦環境・自然保護・原子力安全省より)
ドイツ連邦環境・自然保護・原子力安全省(BMU)は3月16日付けのリリースで、2010年のドイツの再生可能エネルギーが電力供給で占める割合は、前年比0.5ポイント増加で17%へ上昇したと発表した。これは、BMUのために再生可能エネルギー統計作業部会(AGEE-Stat)が算出した暫定結果である。
2010年は風が非常に少なかったため、風力発電量が365億キロワット時と、2006年以降で最低を記録したにも関わらず、風力エネルギーは、再生可能エネルギーの重要な柱の役割を維持し、電力供給全体の約6%を占めた。太陽光・熱発電が占める割合は2倍に増え、電力供給全体の約2%に達した。
現在のシナリオでは、わずか10年以内に、ドイツでは再生可能エネルギーが電力供給量の40%を占める可能性が示されている。年間120億キロワット時の増加が現実的だと考えられている。
また、2010年には、再生可能エネルギーの利用により、温室効果ガスの排出量を約1億2,000万トン(2009年は1億1,100万トン)削減できた。このうち約5,800万トンは再生可能エネルギー法(EEG)によるものと見なすことができる。
再生可能エネルギーの拡大は、雇用の数値にも表れており、2010年の再生可能エネルギー部門における雇用は、推定約37万人だった。これは前年比約8%の増加で、2004年の2倍以上に相当する。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110322_1.html
2010年、独の再生可能エネルギーの割合は17%へ、雇用は37万人へ増加