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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20110327

ドイツの原発一時停止で二酸化炭素排出量800万トン増える可能性も

カテゴリー:エネルギー, 政治

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(トムソン・ロイター・ポイントカーボンより)

ノルウェー、オスロ発─日本での惨事を受け、ドイツ政府は安全性再点検のために原子力発電所の運転を3カ月間一時停止すると決定したが、この急な発電量不足を解消するために化石燃料が使われた場合、二酸化炭素排出量は800万トン増加する──エネルギー・環境関連市場の情報提供・分析・予測等を行うトムソン・ロイター・ポイントカーボン(Thomson Reuters Point Carbon)は3月16日付けリリースでこのような予測を発表した。

一時停止措置の対象原発は8カ所で、そのうち7カ所が1980年以前に建設され、寿命延長が予定されていたもの。8カ所の発電量は合計で8,457メガワットとなる。

ポイントカーボンのアナリストによれば、これら8カ所が3カ月間閉鎖され、残りの国内原発に対して当初の段階的廃止法が復活し、それによる発電量不足解消のために石炭・ガス火力発電が使われた場合、排出量は2020年までに4億3,500万トン増加するという。また、再生可能エネルギーによる発電の追加的動員は長期的には可能だが、即時対応は無理だという。

一方、「独政府の今回の発表はまさに、原発寿命延長に好意的な政策の転換、再生可能エネルギーへの投資拡大、一部原発の恒久的閉鎖を示唆するもの」とも指摘している。

DSR指標= D DSR指標とは?

この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110327_1.html
ドイツの原発一時停止で二酸化炭素排出量800万トン増える可能性も

 
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