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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20110328

豪政府:炭素価格制度に関するロス・ガーナー教授の論文を歓迎

カテゴリー:エネルギー, 政治, 法律, 経済

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(オーストラリア気候変動・エネルギー効率問題担当大臣HPより)

オーストラリア政府は3月17日、ロス・ガーナー教授が発表した論文、「炭素価格制度とオーストラリアの排出量削減(Carbon Pricing and Reducing Australia's Emissions)」を歓迎した。この論文は、2008年から気候変動に関する報告書を相次いで発表している同教授の最新論文で、炭素価格に関する最近の議論を伝える重要な資料。

同国政府はこのほど、炭素汚染を引き起こす大規模事業者に対して料金を課す、炭素価格制度を提案。これにより、事業者は初めて、自らが排出する炭素汚染に対して責任を負うこととなる。この収入は、物価上昇に対する家計への援助、雇用支援、気候変動対策に充てられる予定。

ガーナー教授は、クリーンなエネルギーへの投資を促進する、政府の枠組みを支持。教授によれば、炭素に価格をつける方法を考えた場合、市場ベースのメカニズムの方が、直接的な手法よりも明らかに優れているという。「直接的な手法は、コスト軽減を全く保証しない。結果として、家計により大きな税負担が生じる可能性がある」と語る。

これに対し、政府が提案する炭素価格制度は、炭素を削減するのに最も安価で、公正かつ効率的な方法だとしている。また、現時点での対策により、オーストラリアが世界をリードすることはないが、遅れをとっているわけではないことが確認できるとしている。なお、同教授は、移行期間中の産業界に対する支援策の重要性も強調している。

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この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110328_1.html
豪政府:炭素価格制度に関するロス・ガーナー教授の論文を歓迎

 
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