（米国エネルギー省より）

米国、ワシントンＤＣ発―米国エネルギー省は３月21日、オレゴン州全域のクリーンエネルギーワークス計画の開始を発表した。この計画は、同州ポートランド市での同実験計画が、500世帯の省エネ化という目標を達成し、350件以上の雇用支援を行って、成功裏に終わったことを受けて開始される。

省エネ推進と雇用支援を行うビル省エネ改修プログラムの出資・実施を担っている、非営利組織のクリーンエネルギーワークスオレゴン（ＣＥＷＯ）は、今回の実験計画で手ごたえを得たことにより、これを州全域にわたる17地域に拡大する予定。2013年までの今後３年間で、同計画への6,000世帯の参加と、大幅な省エネ、1,300件の質の高い新規雇用の支援促進を見込む。

同省のエネルギー効率・再生可能エネルギー担当次官補代行ヘンリー・ケリー博士によれば、州全域でのクリーンエネルギーワークス計画開始を通じ、再生法はオレゴン州内の何千世帯もの省エネによる節約に貢献している、という。

「ポートランドでの実験計画は省エネ製品・省エネサービスの市場を拡大し、地域の新規雇用支援に成功しており、家庭への省エネプログラム導入を目指すほかの地域にとっての模範ともなっている」と同博士は述べている。

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