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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年04月05日
研究報告:「20メガワットの風力発電機は実現可能」
(欧州風力エネルギー協会より)
ベルギー、ブリュッセル発―「20メガワットの風力発電機は実現可能」との新報告が3月15日にブリュッセルで開催された欧州風力エネルギー協会(EWEA)の年次総会で発表された。これは、欧州連合(EU)が出資している風力発電機の大型化を試みるプロジェクト「アップウインド」の研究をまとめたもの。
報告によれば、現在の5メガワット風力発電機の回転翼が直径約120メートルであるのに対して、20メガワット発電機は直径200メートル程度になる。EWEAは2030年までにヨーロッパの電力需要の26%から34%を風力エネルギーが満たすと予測している。20メガワット発電機は、従来よりも低いコストで数倍もの電力を供給するもので、欧州の洋上風力エネルギー生産量拡大の解決策になり得るという。
このプロジェクトを率いたオランダのエネルギー研究センター(ECN)のJos Beurskens氏は「まだかなりの研究が必要だが、もしこの発電機が最も安上がりな方策ならば、2020年までに実現されるだろう」との見解を示している。しかしEWEAのChristian Kjaer会長は、EUが風力エネルギー研究に対してさらなる投資を行わなければ、これが単なる「机上の方策」になってしまうことを指摘している。
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研究報告:「20メガワットの風力発電機は実現可能」