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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年04月10日
米EPA:強力な温室効果ガスのカーエアコンへの使用、許可取り下げへ
(ENSより)
米国、ワシントンDC発―Environment News Service(ENS)は3月24日付けの記事で、米国環境保護庁(EPA)が、強力な温室効果ガス「HFC-134a」のカーエアコンへの使用許可の取り下げを求める嘆願書を受け入れたことを伝えた。
この嘆願書は、天然資源保護評議会(NRDC)、ガバナンスと持続可能な発展研究所(IGSD:Institute for Governance and Sustainable Development)、国際キャンペーン機関である環境調査機関(EIA)の3つの非営利団体が協力して作成したもの。嘆願書の提出は、この3団体が世界各地で展開している「大気寿命が長く、強力な温室効果があるハイドロフルオロカーボン(HFCs)を一掃する」キャンペーンの一環として行われた。
ENSの報道によると、EPAがカーエアコンへのHFCsの使用を許可したのは、気候により深刻なダメージを与えるCFC-12(フロンガスの一種)を早急に置き換える必要があった時期であり、当時はより安全な代替手段はなかったという。
「今では気候にダメージを与えない代替手段があり、EPAが取っている行動は、危険なHFCsを市場から取り除くために法的権限を用いた、賢明かつ一貫性のあるものだ」とIGSD代表のDurwood Zealke氏は語る。
今回の嘆願書を提出した3団体は、HFCsへの代替として、地球温暖化係数が低いHFO-1234yf(ハイドロフルオロカーボンの一種)などを使用することを提案している。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110410_1.html
米EPA:強力な温室効果ガスのカーエアコンへの使用、許可取り下げへ