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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年04月24日
米国:地熱産業は右肩上がり成長の様相、事業地域も拡大
カテゴリー:エネルギー
(地熱エネルギー協会より)
米国、ワシントンDC発─米国の地熱エネルギー協会(GEA)は3月30日、新規開発や先駆的技術のおかげで地熱エネルギーは全米に広がりつつある、とする地熱産業の年次報告書を発表した。『GEA米国地熱発電・開発年次報告書(The Annual GEA U.S. Geothermal Power Production and Development Report)』によれば、2011年に地熱産業は9州でクリーン発電を行い、15州で146の事業開発を実施する予定で、地熱発電の事業・開発計画の件数は12%増になるという。
米国は、地熱エネルギー発電で世界一位であり、地熱産業の成長率でも世界トップクラスの座を守っている。米国内の地熱発電による設備容量は約3,102メガワットと、200万世帯以上へ電力供給するに十分な量。GEAが確認している地熱資源容量を発電供給につなげられれば、米国の地熱発電量は3倍になるという。
地熱産業は、そのほとんどが西部に集中したままだが、パイロット事業はさらに東の地域でも成長の可能性を見せ始めており、現在、合計43州の企業が地熱発電開発事業に関わっている。新規プロジェクトでは、石油・ガス生産の副産物である低温熱水を利用した地熱発電や、メキシコ湾沿いにある熱水となった被圧地下水を使った発電に注目が集まっている。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110424_1.html
米国:地熱産業は右肩上がり成長の様相、事業地域も拡大