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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年05月03日
研究報告:居住地や生活様式により異なるカーボンフットプリントの内訳
カテゴリー:社会
(カリフォルニア大学バークレー校より)
米国、カリフォルニア州バークレー発―カリフォルニア大学バークレー校は4月13日、居住地や生活様式により人々のカーボンフットプリントの内訳は異なるとの研究を発表した。これは同校の再生可能・適正エネルギー研究所(RAEL:Renewable and Appropriate Energy Laboratory )のChristopher M. Jones研究員とDaniel Kammen所長による研究で、"Environmental Science & Technology"誌に発表されたもの(3月30日にウェブサイトに先行発表)。
論文では「サンフランシスコの子どもがいない高所得の夫婦」と「ミズーリ州セントルイスの子どもが3人いる平均的所得の家庭」の架空の2世帯が描かれている。この2世帯では、温室効果ガスの排出量はほぼ同じでも、その内訳は異なり、サンフランシスコの夫婦は自動車と飛行機による排出が、セントルイスの家庭は電気と食料による排出が多いという。よって排出量を削減できる機会は両家では異なる。
米国中の様々な人数・所得の世帯を分析したこの研究の成果は、オンライン上の「カーボン・カリキュレーター」に集約されており、米国の人々は自分のカーボンフットプリントと、生活のどこを変えれば温室効果ガスを削減できるかを見積もることができる。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110503_1.html
研究報告:居住地や生活様式により異なるカーボンフットプリントの内訳