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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年05月04日
研究報告:温暖化についての認識は「その日の気温」に左右される傾向がある
(コロンビア大学地球研究所より)
米国のコロンビア大学地球研究所は4月6日、「今日はいつもよりも暖かい」と感じる人は、地球温暖化を信じる傾向があるとの研究結果をウェブサイトで伝えた。この研究はコロンビア大学環境問題意思決定リサーチセンター(CRED:Center for Research on Environmental Decisions)と連携した研究者が行ったもの。
「地球温暖化は複雑であるため、”世界全体が温暖化しているのか”よりも、”その日がいつもよりも暖かいのか、それとも寒いのか”に影響される人もいるようだ」と、論文の筆頭執筆者で、コロンビア大学ビジネススクールの意思決定科学センター(CDS:Center for Decision Sciences)の博士研究員、Ye Li氏は述べる。
Li氏はまた、肌寒くなり始める11月に常に行われる米国国政選挙で気候が争点となる場合、このメカニズムが温暖化に保守的な勢力に有利に作用する可能性を指摘する。
この論文は、米国とオーストラリアに住む約1200人に対して行った3つの研究をまとめたもので、3月3日に公表された『Psychological Science』誌に掲載されている。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110504_1.html
研究報告:温暖化についての認識は「その日の気温」に左右される傾向がある