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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年05月05日
IEA、初の『クリーンエネルギー進捗報告書』を発表
(国際エネルギー機関より)
アラブ首長国連邦、アブダビ発─国際エネルギー機関(IEA)は4月6日、世界におけるクリーンエネルギー技術の普及状況を評価し、今後の施策や政府支出に関して各国に提言する初の報告書『クリーンエネルギー進捗報告書(Clean Energy Progress Report)』を発表した。
同報告書によると、クリーンエネルギー技術の開発は近年目覚ましい進歩を見せているが、その成功談は、クリーンエネルギーの普及を上回って増えている化石燃料需要によって目立たなくなっているという。このような現状を変えるには、化石燃料への助成廃止やクリーンエネルギーを選ぶよう促す透明性・予測性・適応性の高いインセンティブなど、より積極的なクリーンエネルギー政策が必要だと報告書は訴えている。
クリーンエネルギーの成功事例として挙げられているのは、特に目覚ましい進歩を見せている太陽エネルギーと風力エネルギー。例えば、大規模な太陽エネルギー国内市場を持つ国は、2000年の3カ国からこの10年間で少なくとも10カ国に増えており、風力エネルギーの世界的な設備能力も2000年末の17ギガワットから、2010年末には10倍以上の約194ギガワットに増えていると報告している。
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IEA、初の『クリーンエネルギー進捗報告書』を発表