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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年05月06日
報告書:英国は2050年までに世界の海洋エネルギー市場の25%弱を占めることが可能
(カーボン・トラスト社より)
英国のカーボン・トラスト社は5月3日、波力や潮力などを利用する海洋エネルギー分野において、英国が2050年までに世界の海洋エネルギー市場の4分の1近くを占めることが可能だとする報告書を発表した。
英国は現在この分野で他をリードしているが、今後さらに技術開発を進め、国際的に展開していけば、2050年までに最大760億ポンドに相当する経済規模となり、68,000人以上の雇用も創出できるという。この雇用の多くは、強い波力や潮力の恩恵をうけるチリ、韓国、米国、大西洋に面する欧州各国などへの輸出の増加によるものとしている。
英国における海洋エネルギーの総容量は、2050年までに27.5ギガワットに達するとみられ、英国の現在の電力需要の5分の1以上に相当する量を供給できると報告書は分析している。一方、今後の課題としては、技術面の実証やコスト削減が必要だとし、さらに、国民の支持、送電網の整備、製造サプライチェーンの開発なども重要だと指摘している。
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報告書:英国は2050年までに世界の海洋エネルギー市場の25%弱を占めることが可能