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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年05月07日
スペイン:風力発電量、欧州第一位に――ドイツよりも少ない設備容量で達成
カテゴリー:エネルギー
(スペイン風力エネルギー協会より)
スペイン、マドリッド発ースペイン風力エネルギー協会(AEE)の4月7日付けのプレスリリースによると、2010年のスペインの風力エネルギーによる電力生産量は42,976ギガワット時に達した。これによりスペインは、ドイツ(2010年は36,500ギガワット時を生産)を初めて追い越し、欧州一の風力エネルギー生産国となった。
このデータは、欧州連合(EU)各国の再生可能エネルギーを測定するプロジェクトで、欧州委員会が援助しているユーロオブザーバー(*)の報告書『風力エネルギー・バロメーター』("Wind Power Barometer")によるもの。
2010年12月31日時点での風力発電の設備容量は、ドイツは27,214.7メガワットで欧州第一位、スペインは20,676メガワットで第二位であった。少ない設備容量で多くの電力を生産したことは、スペインの風力発電システムの効率の良さを示している。またスペインはこの年、ドイツと異なり風に恵まれていたという。
プレスリリースによると、スペインもドイツも、固定価格買い取り制度を導入しているが、これは欧州委員会が欧州で経済的に最も効率が良いと認める風力エネルギーを奨励するシステムである。
(*)ユーロオブザーバーの説明については、以下のサイトを参考にした。
http://www.eurobserv-er.org/
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110507_1.html
スペイン:風力発電量、欧州第一位に――ドイツよりも少ない設備容量で達成