（国連気候変動枠組み条約事務局より）

ドイツ、ボン発―国連気候変動枠組み条約（ＵＮＦＣＣＣ）事務局は５月５日、京都議定書に基づくクリーン開発メカニズム（ＣＤＭ）プロジェクトの登録数が3,000件に達したと伝えた。3,000件目となったのは、中国の内モンゴル自治区で実施される風力発電プロジェクト。

途上国での温室効果ガス削減や持続可能な開発に貢献するＣＤＭプロジェクトは、二酸化炭素（ＣＯ２）の排出削減量１トンにつき１ＣＥＲ（認証排出削減量）のクレジットを入手することができ、先進国はそのクレジットを購入して、京都議定書での削減義務達成の一部に充てることができる。

現在、ＣＤＭプロジェクトは71カ国で実施され、登録された3,000件以外にも、約2,600件のプロジェクトが審査過程にある。3,000件目となった内モンゴルでの風力発電プロジェクトでは、合計で最大49.5メガワットの発電容量を持つ41基の風力タービンが設置される予定。

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